まっすぐな瞳。
昔、働かせてもらっていたお店は忙しく、
土日ともなると、お客様でごったがえしていました…
そんなある日曜日の午後…
小さな小さな男の子が、キョロキョロしながらお店に入って来ました。
見覚えのあるその男の子は、以前ワシが楽しく♪カットさせてもらった男の子だった…
ワシを見つけると、
『アッ!!!あのセンセイにきってもらう』
と、言ってニコニコしながら近くに来た…
『センセイかみぃ〜きってぇ〜』
予約してなかった男の子は、待ち合いのイスで足をブラブラしながら待っていた。
『前回カットしてもらった時が凄く楽しかったみたいで…センセイに切ってもらう!!センセイに切ってもらう!!って、訊かなくて…』
と、付き添いのお母さんが、可笑しそうに話してくれた。
「もぉ〜ちょっと待ってネェ♪♪♪」
と、言いながら
ワシは、胸が熱くなるのを覚えとる…
実際、
ワシは学生時代、あまりイイ生徒じゃなかったし…
バカじゃぁ〜!!!アホじゃぁ〜!!!
言われ続けてきた…
まぁ…実際そうじゃったし…
じゃけぇ!!!どぉ〜したんやぁ!!!
と、思っとった…
じゃけどネ…
その、小さな小さな男の子は、そんなワシをセンセイって呼んでくれた…
キラキラした瞳に、ワシはセンセイとして映っとったんョ
たいした意味は、なかったんかもしれん
じゃけど、ワシは…胸がギュッ!!!てなったんョ
じゃけぇ…
ワシは、その小さな小さな男の子の呼んでくれた『センセイ』に、出来る限り近づきたいと思って、お仕事を頑張らせてもらってます!!!
あの眩しすぎる純粋な瞳に映る価値のある…
本物の『センセイ』になるために☆☆☆
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