まっすぐな瞳。

samuraihair

2009年04月01日 16:49

昔、働かせてもらっていたお店は忙しく、



土日ともなると、お客様でごったがえしていました…









そんなある日曜日の午後…


小さな小さな男の子が、キョロキョロしながらお店に入って来ました。



見覚えのあるその男の子は、以前ワシが楽しく♪カットさせてもらった男の子だった…



ワシを見つけると、



『アッ!!!あのセンセイにきってもらう』



と、言ってニコニコしながら近くに来た…



『センセイかみぃ〜きってぇ〜』



予約してなかった男の子は、待ち合いのイスで足をブラブラしながら待っていた。



『前回カットしてもらった時が凄く楽しかったみたいで…センセイに切ってもらう!!センセイに切ってもらう!!って、訊かなくて…』



と、付き添いのお母さんが、可笑しそうに話してくれた。





「もぉ〜ちょっと待ってネェ♪♪♪」



と、言いながら



ワシは、胸が熱くなるのを覚えとる…










実際、



ワシは学生時代、あまりイイ生徒じゃなかったし…



バカじゃぁ〜!!!アホじゃぁ〜!!!



言われ続けてきた…



まぁ…実際そうじゃったし…



じゃけぇ!!!どぉ〜したんやぁ!!!



と、思っとった…





じゃけどネ…





その、小さな小さな男の子は、そんなワシをセンセイって呼んでくれた…





キラキラした瞳に、ワシはセンセイとして映っとったんョ





たいした意味は、なかったんかもしれん





じゃけど、ワシは…胸がギュッ!!!てなったんョ





じゃけぇ…



ワシは、その小さな小さな男の子の呼んでくれた『センセイ』に、出来る限り近づきたいと思って、お仕事を頑張らせてもらってます!!!





あの眩しすぎる純粋な瞳に映る価値のある…





本物の『センセイ』になるために☆☆☆

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