怪談…(-_-)
これは…
僕が師匠の息子さんのお店で働いていた時のお話で…
紛れもない実話です…。
(小さなお子様、心臓の弱い方はご遠慮願います…)
ある夏の、蒸し暑い朝、
僕は、いつものように開店一時間前にお店に着き、ドアを開けた…
心なしか、いつもより重く湿った空気…
『あれッ?』
いつもならとっくに店内の電気がついて、
オサム君がタオル畳みしてる筈の時間なのに…
(寝坊したな…。)
と思いながらオサム君の部屋に向かった。
オサム君はスタッフルームの奥の部屋で住み込みで働いていたのだ。
オサム君の部屋のドアを開けると、
頭から布団に包まっているオサム君がいた…。
(夏の朝に、暑くないんかいのぉ…)
と不思議に思いながら声をかけた
『オサム君、早ょーぉ起きんと!!遅刻になるでッ!!』
返事がない…
仕方がないので、布団を思いっきりはがした…
が…
そこにいるのは…
顔面蒼白で…
唇は紫のガタガタ震えるオサム君だった…
『おいツ!どーしたんやぁ!!』
(おかしい…。別人みたいじゃ…)
とりあえず、急いで店長を呼びに行き、
店長と店長の奥さんがやってきた…。
店長の奥さんは、霊感が強く、
なにか異様なモノを感じたみたいで
「オサム、昨日の夜どこ行っとったん!?」
『と…友達と、心霊スポットにドライブに…』
「それから?」
『心霊スポットについたけど…別になんもなくて…
ブラブラしょーったら、白い固まりが、山みたいにしてあったけぇ…
何んやぁーコレと思って舐めたら辛かったけぇ…』
「盛り塩じゃ…。」
(しかし…心霊スポットにあるモノを、知らんとはいえ…舐めるか…普通…)
一同は声を失った…
「それで…」
店長の奥さんは恐る恐る聞いた…
『何でこんなトコに塩があるんやぁーって塩を蹴ってサッカーしました…。』
( ̄□ ̄;)!!
そう…
彼は…
今でこそ珍しくないが…
おバカキャラなのだった…
その後は…
店長の奥さんに、
どつかれまくり怒られながら、
神社にお祓いに行くオサム君であった…。
教訓:
霊感があろうが、なかろうが、バチはあたる!!
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