怪談…(-_-)

samuraihair

2008年07月11日 20:59

これは…



僕が師匠の息子さんのお店で働いていた時のお話で…


紛れもない実話です…。

(小さなお子様、心臓の弱い方はご遠慮願います…)









ある夏の、蒸し暑い朝、

僕は、いつものように開店一時間前にお店に着き、ドアを開けた…




心なしか、いつもより重く湿った空気…



『あれッ?』



いつもならとっくに店内の電気がついて、
オサム君がタオル畳みしてる筈の時間なのに…



(寝坊したな…。)

と思いながらオサム君の部屋に向かった。

オサム君はスタッフルームの奥の部屋で住み込みで働いていたのだ。


オサム君の部屋のドアを開けると、
頭から布団に包まっているオサム君がいた…。



(夏の朝に、暑くないんかいのぉ…)

と不思議に思いながら声をかけた


『オサム君、早ょーぉ起きんと!!遅刻になるでッ!!』


返事がない…



仕方がないので、布団を思いっきりはがした…






が…






そこにいるのは…






顔面蒼白で…


唇は紫のガタガタ震えるオサム君だった…




『おいツ!どーしたんやぁ!!』

(おかしい…。別人みたいじゃ…)


とりあえず、急いで店長を呼びに行き、

店長と店長の奥さんがやってきた…。


店長の奥さんは、霊感が強く、
なにか異様なモノを感じたみたいで

「オサム、昨日の夜どこ行っとったん!?」



『と…友達と、心霊スポットにドライブに…』



「それから?」



『心霊スポットについたけど…別になんもなくて…

ブラブラしょーったら、白い固まりが、山みたいにしてあったけぇ…

何んやぁーコレと思って舐めたら辛かったけぇ…』



「盛り塩じゃ…。」

(しかし…心霊スポットにあるモノを、知らんとはいえ…舐めるか…普通…)

一同は声を失った…



「それで…」

店長の奥さんは恐る恐る聞いた…



『何でこんなトコに塩があるんやぁーって塩を蹴ってサッカーしました…。』









( ̄□ ̄;)!!










そう…






彼は…






今でこそ珍しくないが…






おバカキャラなのだった…





その後は…


店長の奥さんに、

どつかれまくり怒られながら、

神社にお祓いに行くオサム君であった…。






教訓:


霊感があろうが、なかろうが、バチはあたる!!

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